御曹司と溺甘ルームシェア
「そ、そんなの知らないわよ!」

ブンブンと頭を振りながら響人から逃れようとするが、こいつはそれを許さない。

……岡田の奴……余計なことを……。わざわざ響人に教えなくてもいいじゃない!

心の中で岡田を罵ると、響人が私の身体をいきなり抱き上げて隣のベッドルームに運ぶ。

「きゃあ!ちょっと何すんのよ」

私が声を大にして文句を言うと、響人はボンとベッドの上に私を下ろして、私を組み敷いた。

「決まってるだろう?今から確認するんだよ」

邪悪の笑みを浮かべながら、響人が私のシャツのボタンに手をかける。

「ちょっと待って。言うから落ち着いて!岡田は軽く私の頬にキスしただけよ。挨拶程度の」

響人の行動にギョッとした私は早口で言ってゴクリと息を飲んだ。
< 244 / 247 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop