御曹司と溺甘ルームシェア
仕事をせず私が毎日何をして過ごしているのかと問われれば、私の双子の弟は眉間にシワを寄せながら迷う事なく『金の散財』と答えるだろう。

正確には自分が美しくなるためにお金を使っているだけだ。

自分の身体にお金をかける事が私の日課であり趣味。

ヘアサロンには週一回、ネイルサロンは月二回、エステは週一回、リラクゼーションサロンに週二回、ホットヨガは週一回、美容クリニックに週一回、ジムは毎日通っている。

あと二年で三十。お肌の曲がり角までのカウントダウンが始まっているのだ。

今からケアしておかなければ四十代、五十代になってもこの美貌を維持することが出来ない。

毎月いくら使うかなんてわからない。カード明細は父にいくのだから。

社長令嬢なんだもの。このくらい当然。

私は美容には興味があっても男には興味がない。過去に男と付き合ったことも、男と寝た事もない。かといって女が好きと言うわけではない。私の身体が男性を拒絶するのだ。
< 4 / 247 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop