深夜0時、キミと待ち合わせ。
「そうだ」
真夜中くんは何かを思い出したように、床に手を伸ばした。
椅子に隠れて分からなかったけれど、そこにはかばんが置いてあった。
真夜中くんも、寮に寄らないでまっすぐにここに来たんだ。
私と同じ。
「はい」
「あ……」
差し出されたから、手を広げてみると、ポンと乗せられたのは1冊の文庫本。
告白しながら、投げつけた、例の……。
「ずっと渡したくてさ。読みたいんじゃないかと思って。俺にぶん投げた本」
「……意地悪」
「そうだよ、知らなかったっけ?」
「知ってる……」
ふてくされる私を見て、満足げに笑う真夜中くん。
笑顔かわいい……とか思った私は、バカだ。
真夜中くんは何かを思い出したように、床に手を伸ばした。
椅子に隠れて分からなかったけれど、そこにはかばんが置いてあった。
真夜中くんも、寮に寄らないでまっすぐにここに来たんだ。
私と同じ。
「はい」
「あ……」
差し出されたから、手を広げてみると、ポンと乗せられたのは1冊の文庫本。
告白しながら、投げつけた、例の……。
「ずっと渡したくてさ。読みたいんじゃないかと思って。俺にぶん投げた本」
「……意地悪」
「そうだよ、知らなかったっけ?」
「知ってる……」
ふてくされる私を見て、満足げに笑う真夜中くん。
笑顔かわいい……とか思った私は、バカだ。