誰にでも優しい上司に困惑
別れは始まり



大型連休、私と大智さん
そして純也さんと友理ちゃんが手伝ってくれて、私の部屋を掃除した


埃まみれの部屋
私達はマスクとゴーグル
軍手やゴム手をして取り掛かる


「よし、1日で終わらそう」


純也さんの言葉に
私達は作業にかかった


大智さんからアパートには戻るな、近づくなと再三言われていた
当時、大智さんにお願いして
冷蔵庫の中身だけ捨ててもらうようにお願いしたくらい


「凛花ちゃん、これは?」


『捨ててください!』


「これはー?」『捨ててください』



ほとんどのものが捨て、だ
必要なものは段ボールに詰める

4人で作業は効率よく
思った以上に早くおわった



「明日、家電とタンスとベットは引越し業者さんに運んで貰うんだろ?」


『はい、段ボールもです!明日、引き取りしてもらった、ここは解約になります。新しい部屋は明日の朝、不動産屋さんに鍵を貰いに行く予定です』


そういうと、明日の荷物の引き取り
大智さんがやってくれることになった
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