危険だって、いいじゃない!
朝起きてから彼のことが気になって仕方がなかった。もしかして、恋?とも思ったが、あり得ない。裕は男だ。
ただ、友達として気になっているだけなのだろう。
そう思い聞かせ学校へと向かったのだった。

「おはよ!」
僕は彼に元気よく挨拶した。
「あ。お、おはよ」
彼は少し元気がないようだった。
「どうしたの?」
「い、いや。別に」
僕はその言葉を聞いてなにかないわけなんてない。
そう思った。
だから、
「別に?なにもないのに元気ないの?ねえ?
昨日元気だったじゃん!僕はもっと裕のことが知りたいな。だって昨日1日だけであんなに仲良くなれたんだよ?これはもう、親友だよね。ねえ、教えてよ。裕が元気がないのはどうして?ねえ!?」
「ご、ごめん。お前とはもう仲良くできないよ。」

ショックだった。僕は普通のことをしたはずなのに。
友達なんだから、知りたくて当然だろう?
どうして、どうして皆僕のことを避けるの?
どうして!?
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