強引同期が甘く豹変しました
でも、他の女子社員たちからは相変わらずモテたし。
連絡先聞かれたり、食事に誘われたり、結構頻繁にそういうことはあった。
多分、俺が誘ったり、付き合ってなんて言った日にはそのままベッドインだって簡単に出来たりもしたと思う。
まぁ、そんなことは一切してこなかったけど。
「はぁっ」
何なんだろう。このモヤモヤ感。
ピンチは俺のチャンスだったんじゃねーの?
30までに結婚出来なかったら、田舎に帰って見合いしなきゃいけない…なんて。
あいつの最大のピンチ。いや、俺も?ピンチか。
これが最後のチャンスかもしれないって。
だからピンチをチャンスに変えてやろうって。
それであの夜、仮の彼氏…やってやるなんて。
焦った俺は、永井が田舎に帰ってしまわないために。見合いなんて絶対しなくていいように。
「善は急げだ」なんて。
ピンチを助けるヒーローのフリをした。