いい人に恋してます。
角度を変え、どんどんと深くなっていく口付けは俺の頭をおかしくする。
しばらくお互いの唇を味わうと、ふいに文乃が身体を引き唇が離れた。
「…お風呂、入ってきていいですか?」
完全に心も身体もその気になっていた俺は、一瞬文乃の言葉に水をぶっかけられたような気分になったが、真っ赤な顔をして潤った目で見つめてくる文乃に、俺とのこの先の展開を拒否しているわけではないことを理解した。
「今日は疲れただろ。ゆっくり入って来い。」
ちゅっ、とわざと音が出るように赤い彼女の頬にキスをすると、文乃がフリーズしてしまう。
さっきは結構積極的に唇にキスを受け入れていた文乃からは想像できないような初々しい反応に、また彼女を手放したくなくなるが、ここは我慢我慢。
人の顔はこれ以上真っ赤になるのかというくらい顔中を赤く染め上げている彼女の背中を押し、バスルームへと誘った。