バンテスト魔法書の保持者
ラベル‥‥‥姓の無い名前。


そういう教師もいるのか。


「副担任は今、急用が入ってここにはいない。後日、また紹介する。質問はあるか」


「先生に対しての質問ですかぁ?」


女子生徒がラベル先生に対して質問する。


少し猫なで声になっている。


無表情のラベル先生の顔が、少し動いた気がした。


「俺への質問か?なんだ?」


そこからは質問の嵐。


わかった情報で必要せいがありそうなのは、年は28で教師歴3年。

幼い頃から、語学の研究者だった父の影響で語学にはかなり興味があった。

この位。


他はしょうもなさそうなので流す。


キーンコーンカーンコーン


チャイムが鳴り響き、ホームルームが終わる。


そして、初めの授業が始まった。


*********************


4限目が終わり、今はお昼。


休み時間などは、殆どランナとルシータ、そしてルリと一緒だった。


ルリは私と話しているときに、ランナとルシータと面識してすぐに仲良くなった。


3人はなぜか、休み時間になると私のところにくる。


「リューラはやっぱりお弁当作ってきたの?」


ランナが私に聞いてきたので、カバンからお弁当を出した。


栄養が偏らないように作られた色とりどりのおかずは、全て教会で習ったレシピ。


私のお弁当を見たルシータは、目をキラキラさせながら言った。


「リューラさん、私に料理教えてほしいなぁ」


「あ、私も教えてほしい」


貴族に料理なんて必要あるのか‥‥‥


というか、人に何かを教えるのは苦手だし嫌いだ。
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