あいつ等×バカ
あたしは呆然と裕也くんが立ち去るのを見ていた。
廊下に集まった野次馬からは、「うそー!!」「裕也くーん!!」…などと、可愛らしい女の子の声が聞こえてくる。
「裕也も物好きやな〜」
翔が口を服の袖で押さえて笑いながら、龍くんに話し掛ける。
「…一目惚れか(笑)美羽ちゃん、どんまいやな〜。あいつ、しつこいで?(笑)」
龍くんも笑ってる。
…笑い事じゃないんですけどっ!!
「なんでっ!?普通キレるよな!?キレるとこやんな!?惚れるとこちゃうやんな!?」
「いつも女に甘やかされてるあいつにとっては刺激的やったんちゃうけ?(笑)」
…刺激的って…(苦笑)
…とりあえず、この学校でイケメンで不良の人気者に、あたしの一撃で惚れられちゃったってことか↓↓
…いい予感はしーひんなぁ〜
