ビッチちゃんの日常
ビッチちゃんの始まり

episode1




眩しい。

あ、朝か

学校に行く用意しなきゃ。

毎日苦痛な日々

朝起きて、用意して、学校に行く

休日は、特に何もしないで勉強

なんで勉強?遊びに行かないの?

そう思うあなた

私井ノ原萌瑛17歳は、友達がいないのですから!!

「馬鹿らしい。」

こんな私が嫌すぎて声に出ちゃうくらい。

はぁー

ため息をつき、鏡をのぞくとそこには

ブサイクな顔

ブサイク特有のメガネ?

スカートは超長い

まるで昭和のヤンキーね

でもそれが私なの。

何の取り柄もない友達もいない。


「お姉ちゃん、ごはん食べていきな」

「ありがとう!蒼ちゃん!」

「いい加減その呼び方やめろよな
俺もう中2だよ?きもいんだけど。人前で絶対呼ばないでね」

「弟のくせに生意気ね!!」

こんな事言うけど蒼は私の自慢の弟

顔もスタイルも完璧のモテモテ男の子

「今日のご飯も最高!!美味しい!」

おまけに料理も上手い

私とは大違い。本当に羨ましい限り……

「早く食べねーと遅れるぞ!俺もう行くから」

「え!?もうそんな時間!?」

やばい、早くしなきゃ!

無遅刻のこの私が遅れるなんて!

前代未聞よ!!

「ごちそうさまでした。行ってきます!」

今日も私は嫌いな学校に行く

学校なんて………

「間に合った……」

「あーぶすが来たぞ!おはようブス子ちゃん」

出た、クラスのリーダー的な存在

佐々木 怜 ささきれお

ギャハハと爆笑するクラスメイト達

ブスで何が悪いの?ほっといてよ!

「きゃーブス子ちゃん!今日も一段とブスだ!かわいくなーい!」

あなたの方が可愛くないと思いますけど。

ギャル軍団のリーダー 元木 里奈 もとき りな

なに?その真っ黒なパンダ目?だっけ?

今はやってんの?

男に媚び打って、まじできもい。

「何その目、文句あんの?」

「いえ、別に」

「なにこいつ、マジでむかつくブス女」

だから、お前の方がきもいっての!

口にしたらめんどくさい事になるから黙ってるけど。

はぁ。なんで私って可愛くないんだろう?

ブスに生まれてきたんだろう。

まぁ、蒼に全部良いところ取られたのかな?

なんて考えてる間にワイルドこと木原先生が来てた。

燃えまくってる男なんだよね。

ほんと、うるさいの

「授業始まるぞー!席につけー!」

「だりー数学かよー」

「だるいとか言うな!とっとと始めるぞ!」

なんて会話も毎日聞いてる

同じ毎日飽きてきたな…

なんかインパクトある感じの何かがほしいな

なんて思うけどないよねそんなの

馬鹿馬鹿しい

窓側を見ると綺麗な青い空が見えた。

私もこんな綺麗な空になりたいな

青しか染まらない綺麗な空

可愛くなって恋愛して友達たくさんで

充実した毎日を送りたい

そんな叶わないことを思っても意味無いよね

「あはは。」

そんなことを思いながら毎日が過ぎ

いつの間にか授業も終わる。

放課後になり家に帰る。

そんな…毎日







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