ビッチちゃんの日常

…おはよう

今日もいい天気

また同じ生活の始まりだ

そう思っていたがなぜか今日はいつもと違う?

騒がしいけど何かあるのかな?

「ねぇねぇ!慧くん学校来てるって!」

「え?まじ!?メイクしてもらわなきゃ♡」

慧くん?誰?

「きゃー慧くんこっち来るって!」

「ほんとに!?ちょっと、早く行こ!」

慧くん…慧くん?いたっけ……そんな人…

「慧くん来るよ!!」

みんながドアの方を見るので私も釣られて見る

長身で女の子みたいな顔のイケメンがこっちに向かって歩いてくる。

「井ノ原萌瑛ちゃんですか?」

え、私?え?

「は、はい?」

そう言うと彼は衝撃的な事を言ってきた。

「僕が変えてあげよっか?」

今、私は何を言われたの?

「か、変える?何を?ですか、、?」

「何って、君をだよ?」

はい?私を?変える?…

「お、お願いします?」

あ、あぁわ、わ私はなにを言ってるの!?

や、やばいどうしよう。

「ん、りょーかい」

そう言うとドアの方に行きクラスを出ていった

眩しくて太陽みたいな笑顔だった

何?何だったの?…

変える?私を?どうやって…?

慧くんが出ていった後クラスは騒がしくなった

「なんであの子が選ばれたの?」

「ブスだから同情したんじゃないの?」

「ウケる!慧くん優しすぎ!」

「あーあ!せっかくメイクしてもらおうと思ってたのに!慧くん行っちゃったし!」

ギャル軍団は私に聞こえるようにわざとらしく話しているように聞こえた。

一体何が起こったの?

選ばれた?なんのこと!?

全く状況が読めない私はそのままその日を終えた










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