溺愛伯爵さまが離してくれません!
当たり前じゃない。
もう伯爵さまの前から消えたりなんてしない。

これからはずっと伯爵さまの隣にいる。
そして、ずっと愛し続ける。


彼から笑みが消えないように。
彼から幸せが消えないように。


ずっと、ずっと。
私は伯爵さまと一緒にいるわ―――・・・。



「ありがとう・・・伯爵さま」

私は窓の外を見つめ、伯爵さまの帰りを待っていました。
帰ってきたら、めいっぱいの笑顔で迎えて。

そして、伯爵さまに言おう。

「愛しています、伯爵さま。だからもう、泣かないでね・・・」
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