溺愛伯爵さまが離してくれません!
"お見合い"

その言葉に、伯爵さまは目を大きくさせます。
そ、そんなに驚く事ですか?

「お見合い・・・?」

「はい。どこかの誰かと違い、浮ついた話のひとつもない私ですから、親が話を貰ってきたようで。私もそろそろ親を安心させたいですしね、ここが潮時ではないかと」

ついつい嫌味を交えた事を言ってしまいます。
ですが、伯爵さまは私のその嫌味も気付いていないようでした。

定まらない目線。
大きく見開いたまま揺らいでいる瞳。

明らかに動揺している・・・。

「ま、まだ落ち着くには早いんじゃないか?」

「何を仰いますか。私ももう25ですよ?庶民でも、普通ならもう結婚し子供を持つ年齢です。早いと言う年齢ではないと思いますが」

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