溺愛伯爵さまが離してくれません!
あと、もう少し。

もう少しで、僕はリーナに・・・。
なのにどうしてこんな突然に・・・!


「さて、どうするのです?これから」

「予定変更だよ。もうなりふり構ってなどいられないだろう?」

「では・・・?」

「もう手は考えてある。・・・これからだよ」


そう言うと、カイルは屋敷の中に戻っていく。
カイルの表情は何かを決意したような、そんな迷いのない顔をしていた。
< 30 / 166 >

この作品をシェア

pagetop