溺愛伯爵さまが離してくれません!
3 リーナ・サイダル

新たなご主人さま

目的もないままいくつかの馬車に揺られ、着いた先はルオンという街でした。

ここは海の見える高台にある街。
街から少し歩けば船着き場があり、そこから定期船に乗れば、また違う街に行く事が出来るそうです。

ですが、私の所持金はこの街に着いた時には既に残りわずか。
本当はその船に乗り、海を渡った先の街に行ってみたかったのですが、これではどうにもなりません。
仕方なくこの街に滞在するほかありませんでした。

着いてすぐ、その足で街の中心にある掲示板を見に行きます。
何か仕事が出来る所はないか?

色々と目を通すも、海の見える街なだけあって男の人の力仕事の募集ばかり。
私が出来そうな仕事はありませんでした。

これからどうしよう。
所持金もあんまりないし、早く仕事を見つけないと野宿になってしまう。

掲示板の前で、途方に暮れ立ち尽くしてしまいました。


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