無愛想メガネくんに恋をしました




次の日、私は

いつもみたいに美玲と鈴乃と登校していた。













「いやー、とんだイケメンだったね、成宮」




「恵莉花が騒ぐ理由がやっと分かったよね〜」



「うんうん。でもなんか成宮

最後らへんの歌詞のところで

恵莉花のこと見て歌ってなかった?」



「え、それ私も思った!!!」






という鈴乃と美玲。








「ないないないない!!!

でもほんともっと好きになったよぉ」






そんなことを言いながら私はスキップしてた。







すると







ドカッ






「す、すいません!!!」






誰かにぶつかった。






「大丈夫?」






そういって微笑んできたのは水原くん。








「あ、うん!大丈夫!!」







私がそう言うと







「恵莉花ちゃんだよね?

俺、竜。よろしくね。」









まるでホストのように

しゃべる竜くん。

なんで私のこと知ってるんだろ。












「よ、よろしくお願いします!」










私がそう言うと









「またゆっくり喋ろっか。」








そう言って去って行った竜くん。









それを面白がって見ていた美玲と鈴乃。








2人は教室に着くまでずっと

竜くんと付き合ったらお似合いなのに

っていう話題で盛り上がってた。








だから私は一筋なの!

そう言うとはいはい。と流す2人。








もー!なんて思っていると









私たちの教室が騒がしい。










中に入るとそこには

たくさんの女子に囲まれた隼斗くんがいた。














うー胸が苦しいよー。







そんなことを思いながら私は席に着いた。







< 14 / 77 >

この作品をシェア

pagetop