強面勘違い年下男と見た目詐欺なアラフォー女
昨日告白されても今日も仕事、これは当たり前の事です。
でも昨日よりも気持ちがドキドキしているし、念入りに髪も梳きます。
香水、薄めにつけます。
ボディクリームもつけます。
爪の確認もします。
っていうか、見られてるんだよチクショー!!!
常にどんだけみてるの後藤君よ、ねえ教えて!!!
自分の仕草を逐一見られているって解ると、頭を抱えたくなる。
はずかしい。
はずかしすぎる。
この歳になってそんな感情が芽生えるなんて!!!
キュンキュンするとかじゃなくて、バクバクする!!!
ドキドキする!!!
見られてるんだよ!?
私も知らない所で!!!
私の仕草1つ1つを!!!
そしてお持ち帰りして…
って、いやいやいやソコじゃなくてだ!!!
好きになって欲しいと言われた相手と同じ会社って、こんなに緊張するものなんですね!!!
いや、まあ、私はまだお試し状態なんですが、アチラの方は完全恋人状態でして。
うわ、ソレを思うと、なんか……
『聞いてますか~緒川さーんっ?』
『うぇあい!?』
『だから、女子力高いですねーって、ナニを飲んだりしてますかーって聞いてたんですけど』
『……えっ私!?女子力高いの!!?』
『高いじゃん。私緒川さんより年上に見られるわよ?』
『来客した方は私と緒川さんは同年代くらいだと思われてますよ?』
『…凄い。え!?私、若く見られてるの!?』
『うん。私から見ても若いし溌剌としてる』
『ホントに!!?』
『しかもデキル女の人っぽく見えますよー?バリキャリってよりも、秘書さん系?』
『……』
同じ事を言われた。
が!!
『ヒャッホーイ!!!私まだまだイケてるんだー!!!おめでとうおめでとうおめでとう!!!』
『そのネタ、知ってる人少ないと思うよー?ねえ木田ちゃん』
『??え?おめでとうってネタの芸人さんいるんですか?』
ガフッ
『ごめん木田さん、局地的なネタだったの……』
初号機撃沈。
そんな風に楽しんでいたら
『おはようございます』
とドス声が乱入した。
でも昨日よりも気持ちがドキドキしているし、念入りに髪も梳きます。
香水、薄めにつけます。
ボディクリームもつけます。
爪の確認もします。
っていうか、見られてるんだよチクショー!!!
常にどんだけみてるの後藤君よ、ねえ教えて!!!
自分の仕草を逐一見られているって解ると、頭を抱えたくなる。
はずかしい。
はずかしすぎる。
この歳になってそんな感情が芽生えるなんて!!!
キュンキュンするとかじゃなくて、バクバクする!!!
ドキドキする!!!
見られてるんだよ!?
私も知らない所で!!!
私の仕草1つ1つを!!!
そしてお持ち帰りして…
って、いやいやいやソコじゃなくてだ!!!
好きになって欲しいと言われた相手と同じ会社って、こんなに緊張するものなんですね!!!
いや、まあ、私はまだお試し状態なんですが、アチラの方は完全恋人状態でして。
うわ、ソレを思うと、なんか……
『聞いてますか~緒川さーんっ?』
『うぇあい!?』
『だから、女子力高いですねーって、ナニを飲んだりしてますかーって聞いてたんですけど』
『……えっ私!?女子力高いの!!?』
『高いじゃん。私緒川さんより年上に見られるわよ?』
『来客した方は私と緒川さんは同年代くらいだと思われてますよ?』
『…凄い。え!?私、若く見られてるの!?』
『うん。私から見ても若いし溌剌としてる』
『ホントに!!?』
『しかもデキル女の人っぽく見えますよー?バリキャリってよりも、秘書さん系?』
『……』
同じ事を言われた。
が!!
『ヒャッホーイ!!!私まだまだイケてるんだー!!!おめでとうおめでとうおめでとう!!!』
『そのネタ、知ってる人少ないと思うよー?ねえ木田ちゃん』
『??え?おめでとうってネタの芸人さんいるんですか?』
ガフッ
『ごめん木田さん、局地的なネタだったの……』
初号機撃沈。
そんな風に楽しんでいたら
『おはようございます』
とドス声が乱入した。