私のイジワルご主人様

「犬用じゃない!!」


なんとあたしの後ろにあった店はオシャレなペットショップ。

鴻上くんの視線はショーウィンドにかわいらしく展示されていた犬用の服に注がれていた。


あたしに似合いそうってどういうこと!?

犬扱いどころか、鴻上くんの目には人間じゃなくて犬として映ってるってことなの?


不満げな瞳を向けるあたしに鴻上くんはにっこりとした笑みを返してきた。

笑顔だけど、その瞳だけがイジワルく光っている気がするのは気のせいだろうか。



「そうだよ、犬の服。オレ、ワンちゃんに似合いそうっていったよね?」



鴻上くんの指は、店の奥にあるサークル内ではしゃぎまわっている子犬を指していた。

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