隣り合わせ
「だってつまんなくなっちゃったから…」


口を尖んがらさせて、麻衣は言った。


まぁ。


俺もあの場から、逃げるように帰ったしな!


「亮ちゃんとお姉ちゃんは出来てるんだよ?
二人の邪魔はしたくないし!」


はっー?

出来てるって?


「麻衣の姉貴、亮と付き合ってるのか?」


あいつ…。


友達の妹なんて言ってたよな?


亮の奴!


口が裂けても言えねー!


「うん。知らなかったの?」


「いや…?あぁ!亮ってプライベートの話あんまりしないんだよ!」


焦って、即答しちまった。


「でもね…?」


麻衣は顔を下に向けながら


「居酒屋に敦くんが来て…びっくりしたの。」



夕日はすっかり沈み、星がちらっと光りだした。


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