アシタノヒカリ



そんなことを思っていると、翔くんは急に立ち上がってどこかへ行ってしまう。

えっ、と思ったけど、1分もしないうちに戻ってきた。

何かを取ってきたみたいで、紙と小さな箱をテーブルの上に置いた。



「ねぇ、知那」



私の隣に座り、真剣な目をして私を呼ぶ。



「あの女が隣にいても、知那と連絡が取れなくても、いつも知那のことを想っていた。
でも……知那はもうそうじゃない?」



悲しい顔で言われると、何も言えない。

違うと言いたいけど、私の行動を見ればその通りだとしか受け取れない。


だけど、急に笑顔になる。

その意味が分からない。



「このネックレスをつけているってことは、自惚れてもいいってことだよな?」




< 51 / 55 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop