アシタノヒカリ
「本当は、去年の間の全てわ終わらせてスッキリと新年を迎えて、プロポーズしたかったんだけど。
ちょっと遅くなったな」
そんなことを言って、そっと私の手を取り指にヒヤリとした感触が伝わる。
いつ、こんなものまで用意したのだろう。
だんだんと実感してきた私は、じわじわとまた涙が溜まってくる。
「ノーは受け付けないから。
結婚して、ここに一緒に住もう」
「ここに?」
「もちろん。
知那と一緒に住むために、広いとこにしたんだ。
子供が出来て、家族が増えてもいいように」
「え?子供?」
「そう、子供。欲しくない?」
「あ、イヤ、欲しいです……けど」
自然にそう言われた。