アシタノヒカリ



いつから、こんな未来のことまで考えていたのだろう。

私は、ただ一緒にいたいと、傍にいて声が聞きたいと願っただけなのに。



「……本当に、私でいいの?」


「知那がいい。知那じゃなきゃダメなんだ」



そんなに力強く言われると、私はもう言い返せない。

何を言われても、私だって一緒にいたい。

未来を一緒に歩んでいきたい。



「私も翔くんがいいです。翔くんとずっと一緒にいたい。
翔くんが好きだから……」



ちゃんと言葉にしたら、最後は涙声で震えてしまった。

最後の最後で、本当にダメだな。

でも、翔くんは分かってくれたみたいで、私を力一杯抱き締める。

ありがとう、と何度も呟きながら。

それは、私のセリフなのに。

翔くん、ありがとう。

ずっとずっと、好きだよ。








*fin*




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