きみが望めば
「でも、それがどうして出てきたの?」
あたしがそっと手を伸ばすと、黄金色の小鳥はくるっと回ってから指に降りてきた。
「あら、アリガと。それはネ。」
「うんうん。」
「王子なのかラファなのか、どっちつかずでユラユラふらふらしてるカラ!ソーゾーりょくでどかーっんと何でも生み出せるのにユラユラふらふらしてるから、天気も曖昧にくもりバッカり!」
黄金色の小鳥はまくし立てた。
「お説教しに来たノ!可愛いドーブツがお姫サマを手助けするナンて、ファンタジーの世界の常識!助けを呼ばないお姫サマなんてアンタ、非ジョーシキよ!」
「そこまで言う?」
「言うわヨ!」
ふんぞり返る黄金色の小鳥。
あたしがそっと手を伸ばすと、黄金色の小鳥はくるっと回ってから指に降りてきた。
「あら、アリガと。それはネ。」
「うんうん。」
「王子なのかラファなのか、どっちつかずでユラユラふらふらしてるカラ!ソーゾーりょくでどかーっんと何でも生み出せるのにユラユラふらふらしてるから、天気も曖昧にくもりバッカり!」
黄金色の小鳥はまくし立てた。
「お説教しに来たノ!可愛いドーブツがお姫サマを手助けするナンて、ファンタジーの世界の常識!助けを呼ばないお姫サマなんてアンタ、非ジョーシキよ!」
「そこまで言う?」
「言うわヨ!」
ふんぞり返る黄金色の小鳥。