真実の愛
ガチャッ
「...何で鍵あいてんの?」
もしかしてあいつ、帰ってきてんの?
「..なにぃー?帰ってきたの?環奈..」
やっぱり。
ってことはまた知らない男もいんの?
「ごめんねーたろちゃん。
環奈帰ってきちゃったぁ。」
「..なに?あたしが帰ってきたら何か文句でもあるわけ?」
「もーなによその口の聞き方。ただあんたが居たらたろちゃんとイチャイチャできないって思っただけよぉ。」
は...?
なにそれ..?
「そう思うんだったらホテルでもどこでも
行ったらいいじゃん!
だいたい..めったに帰ってもこないくせに
たまに帰ってきては知らない男連れてきて?
それであたしを邪魔者扱い?
ふざけないでよ!!」
あたしは悔しくて悔しくて
どうにかなりそうだった。
「もーそんな大きい声出さないでよ。
たろちゃんだって居るんだからぁ。」
は...?
このよにおよんでまだ他の男のことを気にすんの..?
だいたい..!
このたろちゃんだかころちゃんだか知らないけど人ん家にのこのこあがりこんで我が物顔でソファに座って?
ふざけないで!!