きみへの想いを、エールにのせて

「もちろんだ。来年は出て、再来年は決勝に残る」


長いスパンで考えている彼が頼もしい。

それに、一年で結果がついてこなくても、続けるつもりだとわかって安心した。


「うん。ずっと応援してる」

「やっぱり、リレーも組みたいな」

「えっ?」


結城君も、卓君が突っかかってきているのには気がついているはず。
それなのに……。


「せっかく、チョコちゃんが頑張って水泳部作ってくれたんだ。それくらいしないと」

「そんなの気にしなくていいよ」


また彼が『チョコちゃん』と呼んでくれた。

くせでそう言ってしまっただけかもしれない。
それでもすごく幸せだった。


それから私達は純粋に水泳を楽しんだ。

連発する大会新記録に興奮し、ふたりで何度も拍手した。
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