【短】《私出来番外編》 また新たな一欠片
ああもーーー!!またそうやってメロメロに甘い言葉、サラリと放つーーーーっ!!


文句の1つでも言ってやりたいが、段々と眠気が襲ってきて……声が出せない。


「んにゃ………ずっとだもん……」


どうにかこれだけ言えた事は朧気に記憶にあるのだが、私の意識は次の日の朝までシャットダウン状態に。


「お休み、蕾。いい夢を♪」


一流がニッコリ笑顔でこう言って、私の髪の毛を撫でていた事にも気づかずに――――…とても幸せな夢の世界に浸っていたのだった。


「幸せそうなのはいいんだけどさぁ………オレの身にもなって……まっ、いっか」









――――END――――
< 30 / 31 >

この作品をシェア

pagetop