As sweet honey. ー蜂蜜のように甘いー






僕は千代のことが好きだ




出会ってからずっと




でもまぁ、僕の一方通行なんだけど




かれこれ、片思い歴14年にもなる




意気地無しな僕は、未だ思いを告げられていない




はぁ……




きっと、この思いを告げたところで、「幼馴染み」という壁を乗り越えることは出来ないんだ




ずっと一緒にいたから分かるよ、君の恋心はこっちを向いてないってこと




君はいつも僕とは反対を見ている




その視線の先がどこを向いているかなんて、僕には分からない




でも……どうしても僕を見ていて欲しい




なんて言ったら、「馬鹿」なんて言われちゃったんだけどね




それでも、僕は諦めないから




頑張るよ




誰よりも君のことを思う気持ちの強さは負けない



傍にいたい、いつも一緒にいたいよ




離れたくない




他の男に触れさせたくない



他の男と視線を交えるのだって、嫌だ



意外と僕、独占欲強いのかも


なんてね






君が誰かのものになる前に



君が奪われてしまわないように




それだけで今は精一杯だけど




僕を振り向いてもらえるように、頑張るから






だから、もう少し、もう少しだけ待っててよ















「ねぇ、僕を見て」
< 53 / 126 >

この作品をシェア

pagetop