エリート上司に翻弄されてます!
小牧は「だからかー」と声を漏らした。
それは初めて聞いた。一緒にご飯食べてるんだ。
あんまり2人で談笑してるところ想像つかないんだけど。
「ところで深桜はどうなの?乾さんの家からっ、と!」
そう言うと小牧は慌てて両手で口を覆った。
日高さんがいることを忘れていたのだろう。
彼女のことを睨む日高さんに私は「あー、」と漏らすと、
「小牧、そのことなんだけど実は……」
と、日高さんは既に私たちの関係のことを知っているという事実を伝えた。
そのことに大いに驚いた彼女は目を見張るように、
「と、ということはこの前のアレってなかなかにややこしいメンツだったのね!」
「そうだよ!私が1番ハラハラしてたんだし!」
「巻き込まれる俺の気にもなれよ」
「すみません!」
そうだ、1番関係ないのに困らせてるのって日高さんだった。
その代わりにご飯奢ってお金のピンチなのは私だったけど。
小牧は「そんなことがあったんだー」と軽く頷きながらお箸を動かした。
まぁ、どの人もばれても安心な人でまだ良かったかもしれない。
このことを乾先輩が知ったらどう思うかは分からないけれど。
「ていうか黙っていてくれるなんて日高さんいい人ー」
「ですね」