エリート上司に翻弄されてます!




今日のことがどれだけ大事か知っていながらのこのミス。
これはただ謝っただけでどうにかなるわけじゃない。

きっとこのことがなかったら乾先輩だってもっと余裕を持ってプレゼンが出来たはずだった。


「こんな簡単なことも出来ないなんて、私は社会人失格です……どう謝罪をしていいか」

「……」


どうにかなったにせよ、ミスをしまったのは事実で、そのミスでいろんな人に迷惑をかけた。
もっと大きな問題にもなるかもしれなかった。

私には責任感が足りなかったんだ。


「でもさ、人生で1回も失敗しないやつっている?」

「……え?」


乾先輩は溜め息混じりにそう言った。


「全部が上手くいくやつなんていたらそれは凄いよ?だけどさ、失敗を知らないなんてそれはそれで怖いと思う」

「……」

「それに今回はいい失敗だったよ。だって周りに助けてくれる奴が沢山いたからね。確かに深桜ちゃん1人だったらどうなっていたかは分からないけど、俺だっていたし、会社の人たちだって全員が深桜ちゃんの味方なんだから」

「味方……」

「そう。だから怖がることなんて何にもないじゃん。しかもここまで1回も失敗してこなかった深桜ちゃんが失敗したって怒んないでしょ普通。これでもう日にち間違える失敗なんでしないと思うし」

「絶対しません!」




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