エリート上司に翻弄されてます!
結局休日を全て使っても答えが出なかった。
今日の朝も乾先輩に合わずに家を出てきてしまったし、ずっとこの気まずい状況が続くのかな。
小牧と昼休みの時間が合わなく、1人で食堂で昼食を済ませていた。
あの社員旅行から帰ってきたばかりか、あまり皆仕事に身が入っていないように思える。
でもまた新しいプロジェクトが始まったら大変なんだろうな。
1人でちびちびと口を動かしていると空いていた私の前の席に誰かが座る。
視線を上げると私は思わず食べていたものを吹き出しそうになった。
「ひ、日高さん!?」
「……」
私がそう声を挙げれば、彼は「何だよ」と悪態を吐く。
「ど、どうしたんですか?」
「席がないんだよ、この時間混んでんの」
「あ、あぁ……」
そうですか、と言うと彼は私の言葉を無視して食事を始めた。
相変わらずのマイペースっぷりを発揮する日高さんに呆気に取られる。
この前のことって何だったんだろう。
「あの……日高さん」
「何?」
「……この前はすみませんでした!」
頭を下げると彼がこちらを見た。