エリート上司に翻弄されてます!
「でも住むところなくて」
「うっざ」
うぐっと彼の鋭い言葉が胸に突き刺さった。
確かに今の私の返しは鬱陶しかったかもしれない。
私が「ですよねー」と声を落とすと味噌汁を飲んでいた彼が何かを思いついたようにそれをテーブルへと置いた。
そして、
「俺んち来れば?」
「え?」
「アンタが住むスペースぐらいならあるよ」
一瞬私たちの間の時間が止まった。
「……冗談」
「ですよね!?」
私がそう声を挙げると彼が珍しくケラケラと声に出して笑った。
またからかわれたと私は顔を真っ赤に染めた。
「ひ、日高さん私のことで遊んでますよね」
「まぁ、こっちにいることになったし、何か面白いことないと困るでしょ」
「だからって私のことからかうのに面白みを見出さないでください!」
それを聞いた彼はあははと乾いた笑いを漏らすだけだった。
こんな状況が続くんなら今すぐ岡山へ帰って欲しいと思った。