エリート上司に翻弄されてます!
好きな子の前ではね、と言うと彼は私に向かって手を差し出す。
と言っても私に手の甲を見せるような形で差し出してきた。
何がしたいのか分からず、下から手を重ねると彼はへらりと笑った。
そして、
「お手ー」
「っ……」
「ラーメン食べて帰ろっか」
「本当ですか!?」
「ラーメンに負けるのか、俺」
絶対いつかは勝つ、と謎に意気込んだ乾先輩はそのまま私の手を包み込むと指を絡める。
そして「行こう」と声を掛けると私たちは同時に歩き始めた。
ナルシストのくせに照れ屋で可愛い
同じ屋根の下で暮らす犬系彼氏。
今日も今日とて"わんわん日和"。
ーおわりー


