エリート上司に翻弄されてます!
これ以上何も先輩に借りを作るわけにはいかない。
店員さんが乾先輩にお金を請求する。
その金額を見て思わず卒倒しそうになる。私でもこんなの自分に買わないよ。
「勿論、カードで」
「(何故ドヤ顔……)」
決めた、もうこの人とは出掛けない。
私は何もしてないはずなのに凄い疲れた。
「じゃ、次行こうか」
「待て」
待て待て、と私は乾先輩を止める。
「もういいです!結構です!」
「え、いいの?」
「いいんです!これ以上先輩にお金を払わせるわけには!」
「……俺は好きで払ってるよ?」
そういうことじゃない!何の理由もないのに洋服を買ってもらうなんていたたまれない!
私のそんな必死な様子に流石の彼も空気を読んだのか、「うーん」と手を口に当てて考え込む。
「これが恋人同士ならそんなこと言わないはずなのに」
「恋人同士じゃないから問題なんですよ」