エリート上司に翻弄されてます!
最早この人何言ってるのか訳が分からない。
呆れていると彼がいる場所がレジであることを気が付く。
まさか、と私は彼に詰め寄った。
「あ、あの、何して」
「服を買おうかと」
「私の服を!?何故!?」
「え?やだ?」
「やですよ!」
乾先輩はぽんぽんと私の肩を叩く。
「俺は先輩として綾瀬がいつも頑張っているのを知ってる。そして同居人として深桜ちゃんが家事を頑張ってくれていることも知ってる。これはそれのお礼だ」
「……先輩」
「その代わり、これからも家のことよろしくな!」
「……」
それは全くよろしくない!
私がそんなことを考えている内にあれこれと進んでしまい、店員さんが買った洋服を袋へ詰めてくれた。
よく見たら1番初めに着たやつとさっき着たやつだ!
この人2着も買うつもりなんだ!
「あ、他に何かあった?」
「イエ、ナニモゴザイマセン」