エリート上司に翻弄されてます!
と、
「深桜ちゃん?」
ふと声が掛かり顔を上げると乾先輩が直ぐ側に立っていた。
「どうしたの?」
「あ、えっと……」
私と黒髪の男性を交互に見る乾先輩。
私は彼に駆け寄ると珍しく腕を取った。
「な、何でもないです。行きましょう」
「ん、あぁ」
「行きましょう行きましょう」
嫌だ、思い出したくもないし乾先輩にも聞かれたくない。
何よりもこの人ともう一緒にいたくない。
だけど自分の下着を他人に見られてしまった傷はこれからもずっと残るだろう。
「深桜ちゃん?何かあった?」
「な、何でもないです」
「顔赤いよ」
「何でもないです!」
「……」
恥ずかしさで死にそうだ。