エリート上司に翻弄されてます!




課長の一言に頷いた彼は軽く頷くと一歩前に進むと、


「日高尊です。歳は26。今回のプロジェクトの役に立てるように誠意を尽くすのでよろしくお願いします」


日高尊、名前を聞いてもやはり聞き覚えがなかった。
それでもあの顔には見覚えがあるのだ。

すると日高さんの視線が1番後ろの私にまで届いて目が合った。
気怠げなその瞳が私のことを映した。

その瞬間、この前の出来事がフラッシュバックする。


「(ま、まさか……!)」


この人って……!


ーーー「下着見えてますけど」


あの時の黒髪!!

私はそのことに気が付くとくわっと目を見開いた。
嘘だ、あの人が新しい仕事仲間だなんて!

向こうもそのことに気が付いたのか、苦そうな顔をした。
いや、その顔をしたいのは私の方ですけど。


「(最悪だ……)」


もう一生会わないと思っていたのに。

相変わらず私には不幸しか降りかからないのかもしれない。

職場に悪魔がやってきた瞬間だった。




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