エリート上司に翻弄されてます!
憂鬱だ。
「また元気なくなってない?」
「……」
宮根さんの言葉に「大丈夫です」と返すも「全然大丈夫じゃないけど」と心配させてしまう。
いろいろショッキングな出来事があって立ち直れない。
「(まさか日高さんがあの男の人だったなんて……)」
そしてスカートの中を見られてしまうだなんて。
恥ずかし過ぎて死ねる。
しかもあれが私だって向こうも気付いているみたいだし。
これからどんな気持ちで一緒に仕事していけばいいのかなぁ。
はぁと重い気持ちで溜息を吐いた。
すると私の体の上に影が掛かる。
顔を上げるとヒュッと喉が鳴った。
「あのさ」
「っ……」
日高尊!
思わず椅子ごと後ろへと退いた。
そんな私のことを相変わらず白い目で見る彼。
「な、何でしょうか」
「……この資料のあった場所教えて欲しいんだけど。課長に言ったらアンタが詳しいって」
「あ、はい!」