エリート上司に翻弄されてます!
私は立ち上がると日高さんのことを資料室にまで案内する。
後ろにいるだけなのに背中が焦げ付くかのような視線を感じた。
確かに私は資料探しとか得意だけどこういう時に名前を出さないで欲しいよ課長。
「こちらです」
資料室の前まで来るとドアを開いて彼を中へと入れた。
誰もいなかったのか電気が付いてなかったので付けて私も後に続く。
指定されていた資料の場所の在り処を探していると隣からまた強い視線を感じた。
この人、目つき悪いからか凄く視線を感じる。
顔を向けるとやはり彼は私の方を向いていた。
と、
「今日はスカートめくんないの?」
「はぁ!?めくんないですよ!」
「ふーん、やっぱりあの時の女か」
「っ!?」
がっと背中に壁がぶつかる。
彼は棚に凭れながら気怠げな表情で私のことを見つめた。
「まさかまた会うとはな」
「そ、それはこっちの台詞です!」
「あの女がね」
ふーんと意味深に微笑む彼に私はわなわなと唇を震えさせる。
その態度だけでこの人が性格悪いのが分かった。