エリート上司に翻弄されてます!
うわー、この人今舌打ちしたよ。このこと課長に伝えていいのかな。
私が怯えているということが分かったのか、彼ははぁと溜息を吐いた。
「別に、そんなのしてもらわなくてもいい」
「そんなっ」
「仕事以外で馴れ合うの嫌いなんだよ」
「……でも日高さんは今ここで働いています。ちゃんと迎えたいんです」
「……」
「それに、ただ飲み会したいだけだと思うのであんまり気にしないでくれるといいです」
「おい、それ俺に言ってもいいのか」
私がそう言うと日高さんはやれやれと突っ込みを入れた。
そんな彼の姿に思わず笑みが零れると彼も困ったように表情を曇らせた。
「別に、好きなもんも嫌いなもんもない。何処でもいい」
「分かりました、そう伝えますね」
「アンタ本当に真面目だな」
「あ、ありがとうございます」
「褒めてんじゃないんだけど」
そうなの?、と首を傾げたその時、のしりと私の背中に体重が乗るのを感じた。
それと同時に周りからキャーという黄色い声が聞こえてくる。
「2人で何話してんの?」
私の上に笑顔の乾先輩がいた。