エリート上司に翻弄されてます!




「で、2人で何してたの?」

「……」


何でそこまで聞きたがるんだろうか。日高さんも日高さんで答えないし。
返事をしない彼の代わりに私は口を開いた。


「日高さんの歓迎会をするのでその話ですよ」

「お、すんの?楽しみだなー、絶対来いよ」

「(既に来る気がないことを悟られている)」


多分日高さんのこの捻くれた性格は乾先輩の方がよく知ってると見た。


「そういえば2人もうご飯は食べたの?」

「わ、私はまだですけど」

「……俺も」

「ふーん」


私たちの返事を聞いた彼はにぱっと笑う。嫌な予感しかしない。


「よし!今日は仲を深めるためにご飯食べに行こうか!」

「え!?」


何言ってるんだこの人!私たち2人で出掛けてたこと日高さんに知られてるって一応知ってるくせに!緊張感皆無か!
私は思わず彼の腕を引っ張って顔を近付ける。


「な、何言ってるんですか!ていうかいつも食堂で女の子たちと食べてるじゃないですか!」





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