エリート上司に翻弄されてます!
「今日は気分じゃないんだもん」
「20代後半の男がだもんなんて言葉使わないでください!それに日高さんだって別にご飯なんて」
「奢ってもらえるなら行きます」
「なっ、」
そう真っ直ぐな瞳で告げる日高さんに言葉を失った。
この人、前々から少し気が付いていたけど奢りって言葉に何か弱いよね。人が奢る時に限って大量にご飯食べるし。
ていうかそれ目当てでご飯食べに行くのOKするのってどうなの?
「よーし、日高は決まったな。綾瀬はどうする?」
「わ、私はいいです。小牧と食べる約束があるので」
「あー、そうね。じゃあその小牧ちゃんも呼んじゃう?」
「え、」
何故!?、という顔で見つめると乾先輩は「だってー」と照れたように体をくねらせる。
正直言って気持ちが悪い。
「綾瀬の知り合いなら挨拶しないとじゃん?」
「だから何故!?そんなの要りませんて!」
「そうお堅くなんなって。この身も心もイケメンな上司が奢ってやろう」
「後輩に奢ることで自分の魅力が上がってるとか勘違いしてるならその勘違いに私を巻き込むのはやめてください」
「はぁ、分かったよ。じゃあ日高行こっか。おすすめのラーメン屋があるんだ」
ラーメン屋とな?