エリート上司に翻弄されてます!











「何このメンツ」


小牧がボソリと呟いた。


「深桜、アンタラーメンに弱すぎでしょ」

「ご、ごめん……タダで食べれるのってなかなかないからさ」

「これでもし私が乾さんたちとラーメン食べに行ってるのバレたらどうするのよ」

「どーしましょ」


コツンとおデコを叩かれた。だってラーメン屋行くって言われたから。
最近ずっと乾先輩のお金でラーメン食べてる気がするけど気のせいかな?

あうう、と額を教える私の後ろから誰かが忍び寄ってきた。


「君が小牧ちゃんか」


そう言ったのはキラキラとアイドルオーラを振りまく乾先輩。
話題には何回か出すものの働く場所が違うために間近くで彼を見たことがなかった小牧はそのスマイルに固まってしまったようだ。


「綾瀬とご飯食べる約束してたのにごめんね。俺の奢りだから食べてって」

「あ、はい……」


流石の辛口な小牧も実際の乾先輩には何とも言えないようだ。
こっちは日高、と後ろに隠れていた日高さんを紹介する乾先輩。


「じゃあ行こっか、綾瀬の目がもうラーメンを待て出来ないみたいだから」

「待て出来ないって」


待てが出来ないのはアンタだろ!




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