※小悪魔男子が可愛すぎて困る!
「ねぇ、座らないの?」
席の前で立っているだけで、座らない私を不思議に思ったのか、隣の席をポンポンしながら聞いてくる。
「ふぇ?!全然疲れてないからいいや!」
「え?自分で座ろって言ったんじゃん。いいから座んなよ」
「...おわっ」
なかなか座らない私に痺れを切らしたのか、腕を引っ張られ強制的に座らされてしまった。
何分たっただろうか…。
バスの中は静かで沈黙が続く...。
やばい...。
これはやばいよ。
すぐ隣に結城くんが座ってるって思うと、心臓いくつあっても足りないよ。
っていうか、なんか話さなきゃ!
「あ、あの結城くっ......!?」
...コツン
うへ?!
肩へ突然きた軽い重みとともに、訪れたいい匂い。
その匂いを結城くんのものだと理解するのに、そう何秒とかからなかった。
横目でそっと隣を見る。