※小悪魔男子が可愛すぎて困る!


「ありゃ、見ちゃったか」と苦笑いをする玲くん。



やっぱり知っていたのか!


私と結城くんだけの秘密じゃないじゃんか…。



「…多分、そこについては怒ってなかったから大丈夫だと思うけど、私、違うところで結城くんを怒らせちゃったみたいで」



「なるほどねー。…で、なぜ怒られたか教えてくれと?」



「はい、簡潔に言うと…。いや、簡潔じゃなくてもそうなんですけど」



「んー。その前に、なんで琉李がわざわざあんなダッセー格好で学校来てるか聞いた?」



「聞いてません…。と言うか、結城くんはダサくなんかありません」



玲くんを、キッと睨むように見る。


そんな私の姿に、玲くんはプッと吹き出した。



ほへ?笑いますか、そこ。



な……、なぜ笑うんだ!



こっちは真剣なのに…。



今度はプクーっとほっぺを膨らましてると、玲くんは私のほっぺをつんつんしながら言った。




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