※小悪魔男子が可愛すぎて困る!


「一緒にいたいな…。だめ、かな?」



これでだめとか言われたらどうしよう、と心配にながらも首を傾げる。



すると結城くんは、私から視線を逸らすように布団に潜った。



「……だめ…。ていうか、無理…。俺、熱あるから何するか…分からないし」



何するか?



あぁ!分かった!



「大丈夫だよ!たとえ結城くんに殴られたとしても、私は結城くんのこと大好きだよ!」



「…違うしばか……。どこを、どう間違えて殴るになるの?このドM」



「ど、ドM?!」



な、なんで?!



私は、ただ結城くんのことが好きだから、結城くんになら何されても好きだよってことを言いたかっただけなのに……。



と、肩を落としていると、結城くんは布団から顔を出して小さくため息をついた。



「…家にいてもいいけど……、その…、風邪うつると困るからあんまり俺に近づかないって約束して?」



< 366 / 405 >

この作品をシェア

pagetop