※小悪魔男子が可愛すぎて困る!


いつもとは逆に、寝ているせいで若干上目遣いで首を傾げる結城くんに、心臓を射抜かれる。



―――ドキッ…



な、なんて言うか熱のせいでいつもより艶っぽい。



熱の効果凄すぎだよ!



ていうか、結城くんに近づかないなんて無理だけど、とりあえずここは了承しておこう。



「はい!誓います!」



「……絶対分かってないよね?ハァ…、もういいから、早くお家の人に連絡してきなよ…。それと、外寒くて身体冷えちゃったと思うからお風呂好きに使っていいよ?」



「え?いいの?」



「…あぁ、うん。嫌だけど…いいよ。お風呂入るなら、俺の服そこのクローゼットに入ってるから勝手に使って。あと、冷蔵庫に飲み物あると思うから喉乾いたら好きなの飲んでいいからね」



だるそうに一気に喋り終えると、おやすみと反対側を向いて背中を向けてしまった。



未だに、目を開けてるのも辛そうだし、息が少し乱れている。





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