イケメン副社長にほだされました


外に出る気はないのか、エンジンも止めずロックも解除しないまま沈黙だけが流れていった。

どうしていいか分からずただただ沈黙に耐える。

一体どれくらいたっただろうか。



そう思い始めたとき、沈黙を破ったのは真司の方だった。



「悪かった。」

「は?今なんて?」

「だから、悪かったと思ってるよ。」


やっと喋ったかと思えば、第一声がなぜか謝罪で意味がわからない。

てっきり勝手に引っ越したことを怒られると思っていた私は、正直拍子抜けもいいとこだ。


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