イケメン副社長にほだされました
「お疲れ。悪いね、急に。」
「いえ、こちらこそお礼なんていいのに。」
周りの視線を無視しつつ、川上さんの前の席に腰を下ろす。
お礼されるほどのことはしていないので、申し訳ない気持ちは本当。
でも、憧れのあの川上さんと二人きりで食事なんて本当は浮かれてる。
こんな下心知られたくなくて、必死で緩む頬を引き締めながら川上さんを見る。
何を考えているか分からないクールな表情。
ああ、本当にいい男だな。