イケメン副社長にほだされました


「沙耶香。」


急に改まって名前を呼ぶ愛理に顔を向けると、いつになく真剣な表情。


「沙耶香が自分で別れるって決めたんだから、今度こそけじめちゃんと着けな。」

「…うん、分かってる。」

「そしたらさ、私といっぱい合コン行こうよ。
絶対いるよ。沙耶香を大事にしてくれる人。」

「愛理…。」


愛理がぼやけて見える。
ああ、愛理の友情に感動し過ぎてないちゃったよ。


「よしっ!景気付けに今日は飲むよ。」


そう言って、明日も仕事だっていうのに二人でたらふく飲んだ。


愛理は厳しいこともたくさん言うけど、いつも私のことを思ってくれている。


とっても大事な親友だ。



でもね、愛理。
こんなことを言ったら、馬鹿だって怒ると思うけど、私は真司に大事にして欲しかったんだ。



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