囚われた瞳【琴子さんanother story】番外編2UP
「このまま、こうしていたい…て、言ったらダメ?」

私を抱きしめたままの荻野君が聞いてくる。


ダメ?だなんて…

「………」

なんて答えていいのか分からず、ギュッと荻野君の腕を握った。

身体が離され、寂しさを感じ見上げると、切なく揺れる荻野君の瞳があった。

「俺、青山さんのことが好きだ」

「……えっ?」

都合のいい夢を見てるの?

「好き過ぎて…苦しい。
俺は、大学を卒業したばかりのガキで、先に社会に出てバリバリ働いてる青山さんから見たら、頼りない奴だと思う」

そこで言葉を切った荻野君が、私の目をのぞき込む。

「一緒に写真を撮って、笑って過ごすたびに、どんどん好きになっていって…もっと近付きたいって、どんどん欲張りになってくんだ」


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